ひとひら

乙女ゲーム作品中心に雑食。男女カプ大好き。

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SNOW BOUND LAND イヴァンルート感想

イヴァン（CV:石田彰）

雪の女王の従者、イヴァンです。

攻略キャラの中で唯一女王側のキャラだったり、その他にもちょっと事情があったりして、あるキャラを攻略すると制限が解除される、いわゆる隠し攻略キャラです。
……全然隠れてないけど(笑)

以下、ネタバレ注意！

イヴァンルートは、彼の冷たい心をゲルダが解かしていくルートです。

個人的に、SBLの中で一番王道の乙女ゲーなルートだと感じたのはアージェルートなんですが、イヴァンルートは乙女ゲーにおける王道の敵キャラ攻略という感じでした。

イヴァンには鏡の欠片による呪いはありません。
彼は、10年以上前の雪の日に、村を守るために雪の女王と共に白の世界へ行きます。誰かがイヴァンを迎えに来るまでという条件付きで。
しかし当時幼かったイヴァンは、誰も迎えに来てくれない寂しさに耐えきれず雪の女王の従者になってしまい、心が凍りついてしまっていました。

彼は、雪の女王の忠実な従者として、ゲルダを雪の女王の下へ連れ去ろうとしてきます。
ゲルダの中に入ってしまった鏡の欠片が、雪の女王にとって最も大事なものだからです。

ゲルダは、赤の世界でリーゼロッテに渡された魔法の小瓶を身に着けているため、白の世界の住人は基本的に手出しできません。

その人自身に触れることはできますが、小瓶に触れたり魔法で直接攻撃したり、魔法で白の世界に無理やり連れて行くことができない。

なのでイヴァンとしては、上手いこと言ってゲルダに小瓶を割らせて無理やり白の世界に連れて行くか、ゲルダが各世界の鍵を手に入れるための手助けをして、ゲルダ自ら白の世界に行ってもらうかのどちらかしかありません。

個人的に印象的だったのは、ゲルダとイヴァンの勝負です。

黄色の世界にある鍵をイヴァンが入手し、イヴァンがそれをゲルダに見せると、ゲルダが勝負を持ちかけてきます。
自分が勝ったら鍵は渡してもらう。イヴァンが勝ったら、小瓶を割ってイヴァンに無理やり白の世界に連れて行かれる。

その勝負の内容は……なんと「かくれんぼ」。

ゲルダらしくて可愛いです。その時のイヴァンの心の声も印象的で面白かった！(笑)

その後のイヴァンとゲルダの二人旅は、ちょっと不思議な感じがしましたが面白かったです。
ゲルダと接していくうちに、だんだん人間らしくなっていくイヴァン。
ゲルダに振り回されるイヴァンが見所です！(笑)

アージェルートの感想にも書きましたが、イヴァンはアージェの兄です。
そのため、イヴァンルートはアージェルートクリア後に解放されます。

イヴァンルートでは兄弟の掘り下げ描写は控えめだったので、個人的にはちょっと寂しかった気もします。
兄弟に関してはアージェルートでがっつり掘り下げてあるので、イヴァンルートでは彼の凍ってしまった心をゲルダが解かしていくことに焦点が当たっていた感じですね。