ひとひら
乙女ゲーム作品中心に雑食。男女カプ大好き。
九十九丸 ルート 考察
- 2014/04/19 (Sat)
- 剣が君 |
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剣が君の九十九丸ルートについての考察です。がっつりネタバレしてるので以下ネタバレ注意!!
剣が君のフルコン感想はこちら→http://sakuramilk.blog.shinobi.jp/Entry/28/
和魂EDは、蓮台野で黄泉路が開いてしまい、マレビトが香夜ちゃんを生贄にしようとするのを九十九丸が阻止して代わりに自分が常夜へ行ってしまいます。そして泣き崩れる香夜ちゃん。
ここで終わるのかと思いきや、ここで終わらないのが九十九丸和魂ED。
九十九丸が常夜へ行ってしまった後、江戸に帰ってきていつもの生活に戻る香夜ちゃんですが、やはり九十九丸のいない生活に耐えられなくなってしまい、だんだんと体調を崩していきます。
そして気付いたら死装束を着て蓮台野に。そこには九十九丸がいました。
本来の二十歳姿だったので、常夜に行ってマレビトと同化しつつある感じでしょうか。それでもまだ九十九丸の意識はあるようで、必死にこっちへ来ては駄目だと香夜ちゃんに叫ぶ九十九丸。
でも「……嫌…。」と言いながら九十九丸の元へ辿り着きます。
香夜ちゃんがもう現世に戻れないと悟ると、「もう戻れないのなら…せめて一緒にいよう。それでも、いいか?」と言う九十九丸に頷く香夜ちゃん。
そして「常夜へようこそ」ということで、二人で一緒に常夜EDでした。
他のキャラルートだと、死別ED後の香夜ちゃんは悲しみに暮れつつもなんとか前を向いて一生懸命生きていたりするんですけどね…。
九十九丸の和魂EDでは、その後一生懸命生きようとするも、でもやっぱり九十九丸のいない世界に耐えられなくて…という香夜ちゃんの弱さや九十九丸への強い執着心が感じられるEDなんですが、そうなってしまった考察をいろいろと見掛けたのでまとめてみます。
九十九丸の君ルートでは、二人で卯子酉神社に行ってお参りをしています。
九十九丸が常夜に行ってしまった以上、二人が結ばれるには、香夜ちゃんも常夜に行くしかありません。ここであの卯子酉神社での縁結びのご利益が発生してしまったのかなと。
神様も粋なことするというか残酷なことするというか。
最初に見た時は、「なんでこれが和魂EDなの…!?本当に君ルート…!?!?」と思っていましたが、上記のように考えると、これが君ルート和魂EDなのも納得してしまいました。
君ルートで離別EDだったキャラいないですしね。どんな形であれ、共に添い遂げるのが君ルートということなのかなと。
和魂EDでの九十九丸の状態は、見た目は本来の二十歳の姿でしたが、中身は九十九丸の意識が強めだけどマレビトと同化しつつもあるのかなという感じでしたね…。
完全にマレビトに乗っ取られているというわけではなさそうだし、香夜ちゃんもそんな九十九丸を拒絶するどころか必死で求めていたので、一応は九十九丸という認識です私は。
今後マレビトにどんどん侵食されていく可能性も高いですけど、とりあえずこの時点では九十九丸としての意識の方が強いような気がしました。
というわけで、私はこの結末割と好きだったりします。最初に見た時は衝撃受け過ぎましたけどね…!後からじわじわくる結末だと思います。これも一つの愛の形かなーと。
奇魂EDは、九十九丸が田宮流居合について誇らしく語っているのとか、ご褒美の人物紹介でこのEDについてのコメントとかを聞いちゃうと、より一層「ああ、やっぱりこれは九十九丸が本当に望んでいた結末ではなかったんだな」と思ってしまいますね…。
田宮流居合は、人を斬らずして制する活人剣なのに、奇魂EDでは、悪人とはいえ斬鉄の首をはねてしまったので……。しかも御前試合という、家光様や多くの人が観戦している神聖な試合で。
そのことが噂されて、香夜ちゃんのお店のお客さんまで「普段はおとなしそうにしてるのが逆に怖い」とか言われてて、見ててとても辛くなりました…。私は死別EDよりこういう感じの方が辛いかもしれない…。悪い噂されるの嫌だよ…。
あの御前試合後に九十九丸視点の描写がなかったので、九十九丸の心情はよくわからないのですが、試合で斬鉄を殺してしまったことについて後悔や反省の色が見えなかったので、本当に何とも思っていないのだとしたら怖いなと思いました…。
香夜ちゃんの思うように、性格そのものは以前の九十九丸と変わらなくて穏やかで優しいけれど、でも何か違う。
雰囲気や考え方等がマレビトにかなり浸食されてきているようだったので、旅から戻ってきたら完全にマレビトに乗っ取られていそうな…。
正直、あんな噂されているだけでも辛いのに、完全にマレビトに乗っ取られてしまったらそれこそ完全にBADエンドですよね…。
でもそこまでは描かれていないので、二人で常夜EDな和魂EDの方が辛いという人も結構いそうです。
荒魂EDは、タイトル回収あり、キススチル2つあり、剣ルートのED曲「雪解けたら」の歌詞が九十九丸荒魂EDピンポイントなので、九十九丸ルートのトゥルーEDは、というかこの作品のトゥルーEDはこの荒魂EDなんじゃないかなと思いました。
半分は九十九丸自身の身体、でももう半分は常夜の神であるマレビトという状態のままなので、完全に問題が解決したわけではない。
マレビトの力を抑えるための霊場巡りも、あくまでも力を抑えるだけであって、霊場巡りから戻ってきても半分はマレビトのままなのだろうと思います。
いつか幸魂EDのように奇跡が起こって完全に人間の身体に戻れることがあるかもしれないけれど、個人的には荒魂EDではこのままでいいような気がしました。
救済大団円は幸魂EDで見れたので、荒魂EDでは切なさが残っているままでいいかなと。
大団円も好きだけど、こういう切なさ残りつつもちゃんと希望もあるのも大好きなので…!
あと、やっぱり剣ルートでは剣の道を最後まで貫き通してほしいですね。
奇魂EDでも荒魂EDでも、剣の道も諦めていない様子だったので、最終的には達成するんじゃないかな。
荒魂EDのその後が描かれるとしたら、ぜひともそこまで見てみたいです。そしたら香夜ちゃんと結婚してもお店継がずに幕府に仕えるのかな。
奇魂EDのその後だと……また御前試合で試合相手を殺してしまいそう…。でもそういうBADな展開でも、想像するの結構面白くて癖になってしまうので不思議な魅力があります怖い。でも楽しい。
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