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乙女ゲーム作品中心に雑食。男女カプ大好き。

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白華の檻 大筋やルート分岐について

白華の檻をフルコンプしたので、じっくり感想を書いていきたいと思います。
最初に、おおまかなあらすじやルート分岐等について。

その前にPVとOP映像も載せておきます。
公式サイトは右の秋房のバナー、もしくはこちら→ http://www.otomate.jp/shirahana/ からどうぞ。




 
以下、詳細なネタバレ要素は伏せてありますが一応注意!

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<大筋・作風>

白華舞う、罪の物語。

世の終わりを司る【剣】を封印し、それを守り続けることを宿命とする、一人の巫女―――玉依姫。

自らの背負う【罪】に苛まれる日々の中、彼女はとあるカミとの邂逅を果たす。その者は自身の存在を【罪】だと語る。

【罪】を背負った者たちの行く末は、いかなるものか。

白華舞う平安の世を舞台に、古の玉依姫の物語が今幕を開ける。

(以上、公式サイトより)
 
これだけだと大まか過ぎてちょっとわかりにくいので、シナリオ担当の西村さんが白華ブログで語ってくれた序盤のあらすじも抜粋。

舞台は現代より遡ること1000年前。
貴族達が栄華を誇り、その陰で貧しい人々が虐げられていた頃。
人の生活のすぐ隣に、カミや妖があった時代。

創世の時より存在したと言われる【剣】を封じる玉依姫は ある冬の夜、銀色の毛並を持った大きな孤と出会う。
人に追われ、傷ついた狐を玉依姫は助け、心を込めて手当てした。

狐の名は幻灯火。 ある特殊な力を持ったカミだった。
玉依姫に命を助けてもらった彼は、彼女に告げた。

玉依姫がこの世に終わりの中心となるという噂が、 人間たちの間で囁かれていると――。

幻灯火の言葉を裏付けるように、平和だった季封に異変が起き始めた。

【終焉を招く妖】オニの脅威が季封に迫り、 オニを殺す唯一の武器が玉依姫の【剣】のみということが明かされ――。    

玉依姫は【この世の終わり】を止めるために、外の世界へと旅立つことになる。

「~緋色の欠片4~」とあるように、緋色の欠片シリーズの最新作です。
緋色の欠片無印の作中でもちらっと語られた1000年前の物語。
なので、無印のキャラのご先祖様が何人か出てきます。今作の主人公である詞紀もその一人。

緋色無印へ繋がる1000年前のお話(直接無印に繋がるEDは幻灯火通常EDのみ)ではありますが、幻灯火通常EDも含め、あくまでも緋色の欠片無印の1000年前から題材を借りたパラレル作品であると公式で明言されています。
今作を一つの作品として制作するために、緋色無印の設定から変えた部分もあるそうなので。

作中の時間軸的な意味では過去のお話なので、今まで緋色シリーズをプレイしたことがない人でも大丈夫です。
ただ、緋色無印もいずれプレイするつもりの人は、先に無印からやった方がいいかもしれません。
クオリティ的な意味でもネタバレ的な意味でも。

主なスタッフは、ディレクターの一ジョーさん、シナリオの西村悠さん、という安定の泣きゲーコンビ、そして原画のいけさん。

乙女ゲーをプレイしているというより、和風ファンタジー物の小説を読んでいるという感覚に近いかもしれません。
糖度は比較的控えめで重厚なシナリオ。重く切ない物語が丁寧に綴られています。

もちろん乙女ゲー的な要素はちゃんとありますが、この作品の大きなテーマは【罪】。
主人公と全ての攻略対象を含むほぼ全てのキャラクターがなんらかの【罪】を抱いているので、全体的に重苦しくてシリアス色の強い物語です。
ここでいう【罪】とは、「過去に犯した取り返しのつかない出来事」という意味合いが一番近いのではないかと思います。 
 
でも決して救いのない話ではなく、罪を乗り越えた先にある救いを感じるための物語だと思いました。
西村さんの言葉を借りますと、「罪の意識に突き動かされているところから出発して、【赦(ゆる)し】に向かうまでの過程。【いかに自分を赦すのか】という物語。」ですね。
切なく悲しい恋。己の過去、罪との決着。 厳しい冬を乗り越えた先に訪れる暖かい春。
命をかけて宿命や罪を乗り越え結ばれる二人、というのが好きな方にぜひおすすめしたい作品です。


<ルート分岐・EDについて>

               全ルート共通部分(序章・一章・二章)
                        ↓  
 
 
平安京編(幻灯火・秋房・古嗣 共通部分) / 幽世編(空疎尊・胡土前 共通部分)
                     (三~四章)

   
 
                        ↓
             各キャラクター個別ルート(五~七章、真章)

という感じで、共通部分が二段階あります。共通部分も個別部分も結構長め。
プロローグ(序章)とエピローグ(真章)は10~15分くらいで、一章~七章は各1時間半くらいだったと思います。序章からスキップ機能使わずに全文ちゃんと読んで11時間くらいでした。
でも音声は最後まで聴かずに飛ばした部分もあるので、全部聴くともう少しかかると思います。

章の変わり目にアナウンスはなくどんどん進み、セーブしてそのセーブデータを見ないと今何章なのかわからないので、そこはちょっと不便ですね。
 
各ルート、バッドエンド直行の選択肢を選ぶことによる悲恋EDが2~3個、好感度不足による通常EDが1個、好感度が足りていれば恋愛ED(1個)。計21ED。

悲恋EDは主人公や攻略キャラが死んでしまう場合がほとんどですが、緋色シリーズ恒例のコミカルでメタ発言満載なバッドエンド解説が付いてくるので、回収するのはそんなに辛くないと思います。
むしろ、バッドエンド解説を見たいがために全回収したくなるレベル。
「バッドエンド」の発音が無駄に流暢で笑いましたw バッエーン!

通常EDは、内容的な意味では通常じゃないというか、ほとんどの場合その攻略キャラが死んでしまい、通常ED用のエンディングが流れてバッドエンド解説もないまま終わるので、通常EDが一番辛いと思います…。
緋色無印に繋がる幻灯火通常EDが一番きついかな……。

恋愛EDがいわゆるグッドEDです。
恋愛EDまで辿り着かなくても、個別ルート中盤~終盤にかけて想いが通じ合いますが、恋愛ED以外だと、どちらかが死んでしまったり問題が解決しなかったりでハッピーエンドではありません。

EDリストが付いてるので、まだ回収していないEDがどれなのかわかりやすいです。
用語集もあって助かりますが、一部ネタバレ要素も含まれているためか、一度クリアしないと解放されないのと、メニュー画面まで戻らないと見ることができないのは不便。
あとはいつものオトメイトクオリティな感じですね。
画像鑑賞や映像鑑賞だけでなく、背景鑑賞や音楽鑑賞、そして回収したバッドエンド解説を見ることができる玉依之指南所もあるのが地味に嬉しい。
  

攻略キャラは全部で5人。
攻略制限はないのでやりたいルートからで大丈夫ですが、ネタバレ的な意味では幻灯火ルートは一番最後の方がいいかも。
ただ、秋房ルート後に幻灯火ルートをやると、よりいっそう「秋房あぁあああ……!!(泣)」となったりするので難しいところ。

どんなに辛くてもより感情移入してプレイしたい場合は、空疎尊ルート後に胡土前ルート、一番最後に幻灯火ルート。
なるべく精神的ダメージを軽減したい場合は、一番最初に幻灯火ルート、胡土前ルート後に空疎尊ルートで、通常ED→悲恋ED→恋愛EDの順に攻略するのがいいかなと思います。
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